中国企業の儲け具合は如何に? 2019年1月~4月の売上高および利益統計が発表されました。

中国国家統計局から工業企業の利益状況に関する統計が発表されました。
一定以上の規模の企業を対象に2019年1月~4月までの累計利益を調査し、前年と比較している統計です。

主要企業の儲け具合が以前と比べてどうかを図る統計ですね。
企業の儲け力は賃金や資材購入などの経済活動に影響する要素を左右しますので、とても重要なデータです。

1.全体
1月~4月は、残念ながら前年比3.4%の利益減となりました。黒字は黒字ですが、その絶対額が昨年より減ったということでいわゆる減益です。

グラフ(青色)でもわかるように、1月~2月は大きく減少、3月以降は持ち直しつつありますが、まだ減益状態ということになります。

ただ、グラフの黄色の営業収入(=売上高)は増収となっています。

増収減益の状態が続いており、利益率が落ちていることがわかります。

付加価値の高いビジネスにシフトしているなら、利益率は改善しますので、足元の傾向は古いタイプの経済構造に戻っている傾向なのかもしれません。

企業類型別では、
・国有企業が5,704.3億元で9.7%減、
・外商投資企業は4,455.2億元で8.3%減
・私営企業は4,597.1億元で4.1%増
でした。

2.業種別
41類のうち、27類が増加、14類が減少となりました。

増益は、
・石油天然ガス
・専用設備製造
・電気機械製造
・非金属鉱物品製造
・電力等エネルギー
・一般設備製造
・繊維
などです。

減益は、
・黒色金属
・自動車
・石炭
・化学
・計算機通信機器
・有色金属
などです。

自動車(汽车)が悪いですね。日系は保っていますが、米系や中国系の販売台数が振るいません。
増値税を下げたり、ナンバープレートの制限を緩和したり、つい先日も自動車購入時の取得税を下げたりとテコ入れしていますので、今後に期待ということでしょうか。